第2弾。
まいどです。でくのぼうちゃんです。
この本を読んでいます
あなたもこの本が気に入るかもしれません。"どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)"(宮口幸治 著) こちらから無料で読み始められます: https://a.co/12747ov
支援をする方はたいてい生活保護を申請する方なのだけど、
私のところに来られた方はほとんどの方が過酷な困窮時期を受けているので心身ともに疲れ切っています。
お疲れ様、ゆっくり休んでくださいと心から言いたいけど、
若い方はほとんどが就労指導対象となります。
週に7つ面接を受けてきなさいなど、このコロナ禍で募集が少ないのにそう指導をうけます。
皆さんの困窮に至る原因は、いろいろあって私が話を聞いていて思うのが、「頑張る気力の出し方がわからない」人なんではないかといつも思います。
頑張れない。なんで、頑張るのかわからない。なんで生きるのかわからない。
困窮時期を過ごした方は生きるのに精一杯だったわけですが、その頑張りはどこかの企業に使われるのではなく、自らの貯金の範囲で「節約」という頑張りで生きてきた方が多いです。
この「節約」と「就労」は頑張る方向性が違うと考えています。
自分だけに向いて生きるのか、周りの協力を得て生きるのか。
この本の内容は私が常日頃思っていたことを書いています。
頑張れるならこんなことにはならない。
頑張る人を応援しますは、交換条件での支援であって応援する方からしたら楽なわけです。
頑張れない人をいかに生きててよかったと思ってもらえるか。
頑張ってくださいは、突き放しの言葉ですからそれをわかってギャグとしていうなら笑いも
起きますが、普通に支援者がそれを言っていたら取り残された気持ちになるでしょう。
息子を空手教室に習わしてたり、水泳教室に習わしたりしてますが、教室は頑張る人を
応援する姿勢ですから、息子は水泳はなんとか楽しいと思ってきたようですが、空手教室は
できない息子をあざ笑う態度を先生が取られたので速攻辞めさせました。
そんな先生からはなにも得られない。
話はもとにもどりますが、支援する側も神ではないので時間の限界がある。
距離感をどのようにするか。
幸い、そんなに売上をつつかれる会社ではないので4月からは一人ひとりにできるだけ
時間をかける支援ができればとできる範囲でやっています。
アルコール依存と言われていたうつ病を患っていた人は若いという理由で就労指導が入りました。
私ができることはわずかなわけですが、生きる気力を失ってほしくない。
趣味があるならそれを楽しんでほしい。人生を楽しんでほしい。
私は精神的な資格を持っているわけではないので変な思い込みがない分、知識もないというデメリットがあるので心をなんとかするのではなく、資産を安定するほうに意識をむけてもらう支援となるかなとは思います。
お金というのはその人の使い方ひとつで良くも悪くも影響します。
なにを重要とするか。自分の生活を大事にしてもらうお金の使い方をしてほしい。
そうすると生きている喜びを味わえる何かを見つけてもらいたいわけです。
お金をかけずに。
頑張れない人もなにかのきっかけで頑張るのが苦にならないなにかが見つかるかもしれない。
私自身、自分のアレルギーに向かい合い、小麦粉を一切断ったことで背中のこりがなくなり、便秘も治り、頭がよく働くようになりました。それと歌の練習を辞めないで師匠に言われたことをなんとかしたいと練習して5年になりますが、腹から声が出るようになり歌うことが楽しくなりました。この歌があるから、師匠がいるから、息子もいますからなんとか生きたいなと思いますが、これがなかったら私はどうなっていたかわかりません。
以前は歌を歌うことに汗をかくこともなく、とにかく楽に歌うことが正しいと思っていました。
しかし、師匠よりそうじゃないということを教わり、汗をかいて歌うことの充実感を得ることができました。
以前の私は歌を歌う楽しみがまわりからの賞賛となっていたのを、どの歌も歌うことが楽しい!となりました。
これは私の大きな財産になりました。
ちょっとでもなんか楽しいなと思ったことは、すぐ離さずにしつこく追求してほんと楽しいに
昇華できたらいいのです。人にどう思われるかは関係なく、一人で追求してほんとのことをいってくれるメンターを大切にして生きていたらいいのではと50前にして実感しました。
一人ひとりの問題は違うのでその問題に向かえるくらいの気力を作れるなにか。
生きる気力はどこから湧くのかという疑問もありますが。
就労指導をどのように緩和させるか、せめて2ヶ月は生活安定を目的として受給すれば皆さん、ブラックな企業に就職しなくてすむのではないかと思うわけです。
理想論ばかりいっても仕方ないのですがね。
ほな、また。