遠野物語。
まいどです。でくのぼうちゃんです。
戦慄させる
先日、TVを見てましたら遠野物語を取り上げた内容が流れていました。
私自身、遠野物語をパラパラとざっくり読んだり、特集の写真の載ったムック本などを読みましたが、すごい!という感動はなく、ファンタジーストーリーだけとちゃうの?景色も田舎、自然だけやで〜と冷めた目で読んでましたが、その内容はまず柳田國男先生のなぜ遠野物語を書いたかに焦点をあてていました。
平地人たちに戦慄せしめよ
遠野物語の時代は、近代化の進む明治時代。
目に見えないものより目に見えるものを信じる。
近代化の発展で私達は便利な生活をしているんですが、なくなったものもある。
目に見えないものの敬意。
そんな平地人たちを戦慄させるために遠野物語を出したと。
そうだったのか!
ちょうどこの本を読んでたところ。
なぜか怪談ものはぐんぐん読めるのよね。
この本を読んで、山怖い!と思ってたところに遠野物語。
今となっては遠野までいかんでも、遠野物語的ストーリーはどこにでもあるし、身近にあるわけなんですが、当時は鉄道、そんなに普及してませんし、平地の発展ぶりはイケイケドンドンだったでしょうから、おしらさまやかっぱの話は衝撃的だっただろうな!
おしらさま、馬と夫婦ですよ。事実ならすごいわ。
馬の首切ってその頭に女性またいだら空に行ったって!どうして?昔の私だったらそんなことないやろ〜と思いますが、いろいろ体験してしまったのでなんとも言えない。
昔、憑物筋を調べてみようかと、この本の中古をアマゾンで買いました。
これより古く題名はズバリ「憑物」。漢字ふたつ。
届いて包装あけた途端、やばい!開けちゃいけない!という思いがでて直ぐ本棚の奥の方に。
その件あって憑物筋を調べられるのは選ばれた人のみだ、興味本位でやっちゃだめだ!と悟りました。
その本は、幸せになりたい!と思った時に売りました。
持ってちゃだめだと思って。
目に見えないものに敬意を払って生きる。
大事なこと。
遠野物語。いいね。
ほな、また。