出会えてよかった!
まいどです。でくのぼうちゃんです。
貧困の戦後史をざっくり読みました
ざっくりと。電子書籍で購入したので紙のものも再度購入したほうがよいな。
昭和歌謡にいろいろ関わってますと、歌詞を読み解く必要がでてきます。
で、いろいろ書物を読み漁るわけですが戦後から今までの庶民(主に生活に苦しんでいる方々)の生活が見えない。
この辺も読みましたが、個の話なので流れが見えない。
学校の歴史なんてのは、英雄史なわけですから庶民の暮らしぶりはわからず、民俗学も主に伝承なので見えない。
だいたいは釜ヶ崎のおっちゃんたちからのヒアリングですが、自己責任論で話すのでみえない部分もある。
戦争が終わった1945年8月から人々はどのように生きてきたか。
特に都市部は建物なく、浮浪者、浮浪児が地下道に溢れていたと。
うちの親の親(私のじいちゃん、ばあちゃん)たちがどれほど必死になって子どもたちを守ったか。
父方のばあちゃんは、じいちゃんが広島の後片付けをしにいって3ヶ月後にじいちゃん亡くなり、女で一つでチビ3人と生活したわけで。
国の政策的に誘導された
石炭鉱業
街に溢れていた浮浪者、浮浪児は国の政策で炭鉱に送られて、国の政策で炭鉱は閉山となり
高度経済成長
1980年代からは消費者金融の過剰供与
また、1億総中流家庭によって貧困を覆い隠す装置形成
書かれている文章からなにかが感じ取れます。
貧困者をターゲットにし、しかし貧困からの脱出を阻止するような装置
生活保護受給の問題を解決するのは労働、といった指導方法はわたし的にはのそのような装置かと。
この本は丁寧に読みたい。
ほな、また。