無縁声声。
まいどです。
でくのぼうちゃんです。
ざっくり読みました!無縁声声
初版が1997年。今から25年ほど前。
著者の平井正治さんは、1927年生まれ。生きてはったら
95歳。
私が釜ヶ崎に来たのは18年ほど前。
全港湾労組の方なので、どこかで会ってるはず。
ああ、色々お話聞きたかった。
先日読んだ貧困の戦後史の参考文献にかかれていて、気になったので購入。
これ、学校の授業でだしてほしかったわー。
まず、読み始めで平井さんは住民票がないことを書いてはります。
1953、4年(昭和28、9年)、住民登録法、それと外国人登録法と、この二つがアメリカの占領政策の最後の頃にでて来ました。
住民登録法というのは、個別の人間を監視するための、日本軍が占領地で住民票を出させたのと同じ、そういう制度なんです。その時にビラも撒いたし、壁新聞も貼ったし、講演会もやったしということで、僕はかなり強烈な反対運動をやったんです。結局、そのことで、僕そのまま住民登録してないんです、その時に
住民登録をするのに、反対していた人はこういう気持ちなのか、今で言うマイナンバー制度なわけですが。
それでも、平井さんは行き続けた。
日雇い労働者として生き続けた。
この本読んで、釜ヶ崎は「困窮者の街」「生活保護受給者の街」ではなく、「日雇い労働者の街」である位置づけなんだなと今さらながらですが腑に落ちました。
ここに書かれていることは、教科書に載ってないことてんこ盛り。釜ヶ崎暴動のことも詳しく書かれています。
日雇い労働者の街として戦後から行政なども位置づけして対応していた。
今でもあいりん地域に住んでいる人対象の名残が区役所対応で残っています。社会医療センターに行くときのことや。
日雇い労働者の方々が高齢者になった街。
日雇い労働者としてプライドがこの本読んで感じられました。
内容はまた紹介していきます。
世の中は良い人ばかりじゃないんだよ。
自分の身は自分で守らんと。
高校生に読んでほしい本ですね。
ほな、また。
#日雇い労働者
#釜ヶ崎