昔の日本の普通の光景はこんなんやったんでしょうね。
まいどです。でくのぼうちゃんです。
図書館で本を借りてきた。
先日、休みに図書館に行きまして本を何冊か借りてきました。
その中の一つの本がこれ。
私はあまり小説を読まない派です。ノンフィクションよりフィクションが好き。
小説は感動を与えるものであり、事実を述べたものではないというところがどうも読めない一つの原因であります。漫画は読むんですけどね。
嫌いってわけでもないんで江戸川乱歩などは読むんですけど創作で書かれた怪談話はどうも読む気にならない。
なんでかなーと思っていたところに上記の本を読んで納得しました。
内容としましたらなぜ柳田國男が「遠野物語」を世に出したかというのを怪談史から
読み解くという内容です。怪談史というものがあるということが私のセンサーをピカピカさせてくれました。
怪談というもの
1908年から1910年に空前の怪談ブームがあったようです。
遠野物語は1910年に発表された説話集。
そのブームには嘘の怪談話がかなりあったようです。柳田國男大先生は「遠野物語」をそこらへんの嘘の怪談話と一緒にすな!これはほんまの話じゃ!と言ってらしたとのこと。
近代の御伽百物語の徒に至りてはその志やすでに陋かつ決してその談の妄誕にあらざることを誓いえず。窃にもってこれと隣を比するを恥とせり。要するにこの書は現在の事実なり。単にこれをもってするも立派なる存在理由ありと信ず。
「遠野物語」が事実集だとしたらすごい話が盛りだくさん。もう一回読み直そうと
思った。まじ怖い「耳袋」とは違う何かが残る話が多いんだけどなにが違うのかなー。
怪談には2種類あって小説としての機能をもったものと事実の体験談としてのものと。
「遠野物語」は後者。実話取材をした人がどのように噛み砕いて表現するかで変わるということも書いてありました。
この本に一つの怪談実話を3人の手練れが表現するという試みの企画をしたという話が書いてあってまたこの3人の書き方がまったく違ったストーリー(怪談実話は変わらず)として表現されていたことがびっくりしました。
この話を読んでいて思い出した番組が。
怪談実話の表現てこの番組のストーリーテーラーに通じる!
人志松本のすべらない話と怪談
そんなことを思っていると偶然にも「珠玉の10話とその後の話」をやるということを
仕事場に置いてあった新聞で発見!!
この「すべらない話」もすべて実話です。しかもストーリーテーラーの話し方で小さい出来事がおもしろくなる。私が大好きな番組です。
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私が好きな話、「一等兵」が出ました。ぱちぱちぱち。
千原ジュニアの「寝台車にて・・・」は私の笑いの感性をくすぐってくれました。そうおもしろいキャラには心を閉ざしてはその先の面白いことがなくなります。
怪談とこのすべらない話は「実話」をどのように料理するかということで人間のすばらしさを表現するといいますか。
「遠野物語」はこの話がでた背景も大事な部分でもあるんですが。
話はやはり「実話」がいい。週刊実話は買ったことないんですが。
とりあえずまとめ
私がブログを読むのが好きなのもこの「実話」が満載しているから。
この今の社会でしか生まれない実話。すべて重要な話です。
愚痴というのは人に言っては嫌がられるものですし聞くほうもしんどくなる。
しかし事実な感情なわけですから押し殺すのもおかしい。
そういう時にブログです。ブログを読めば世相がわかる。
怪談もすべらない話もブログも実話がいい。
そんな話でした。
ほな、また。