photo by Tony Fischer Photography
アサーションとは相互尊重。果たしてそんな関係はあるのか?
まいどです。
でくのぼうちゃんです。
心意気だけアサーティブ
前回はこちらの本のご紹介。
今回は同じ著者のもので具体的なアサーショントレーニング方法が書いているものを。
この本を知ってから心意気だけはアサーションで!という思いで生活してきました。
頭だけアサーションです。
さて、ここであなたのアサーションチェック♪
あなたのアサーション度は?
アサーション知らんのにチェックかいな?
そう、知らん時にチェックです。
文章の後の(はい・いいえ)のいずれかに〇をつけてください。
1.あなたは、誰かにいい感じをもったとき、その気持ちを表現できますか?
(はい・いいえ)
2.あなたは、自分の長所や、なしとげたことを人に言うことができますか?
(はい・いいえ)
3.あなたは、自分が神経質になっていたり、緊張しているとき、それを受け入れることができますか? (はい・いいえ)
4.あなたは、見知らぬ人たちの会話の中に、気楽に入っていくことができますか?
(はい・いいえ)
5.あなたは、会話の場から立ち去ったり、別れを言ったりすることができますか? (はい・いいえ)
6.あなたは、自分が知らないことやわからないことがあったとき、そのことについて説明を求めることができますか?
(はい・いいえ)
7.あなたは、人に援助を求めることができますか?(はい・いいえ)
8.あなたが人と異なった意見を感じをもっているとき、それを表現することができますか? (はい・いいえ)
9.あなたは、自分が間違っている時、それを認めることができますか?
(はい・いいえ)
10.あなたは、適切な批判を述べることができますか?
(はい・いいえ)
※「はい」と答えた項目については、もう一度チェックしてください。その「はい」が相手に対して否定的な感情をもったものだったり、腹立たしさを攻撃的に表現していたり、相手を無視する意図が潜んでいたりしてはいないでしょうか。もしそうであれば、その「はい」は◎にしておきましょう。
その項目については、あなたは自分の意志や気持ちは大切にしているものの、相手を考慮に入れていない言動をしている可能性があります。
これにもうひとつ、人に対する言動についてのチェックがありますが、それはご購入されてチェックしてみてください。
チェックごときでその人の人間性なんかわかるわけないんですが、自己分析の一環としてお使いいただいたら幸いです。
アサーションの三つの言動
1.非主張的自己表現
<非主張的>とは、自分の気持ちや考え、信念を表現しなかったり、しそこなったりすることで、自分から自分の言動の自由(人権)を踏みにじっているような言動をいいます。これには、自分の気持ちや考えを言わないだけではなく、あいまいな言い方をしたり、言い訳がましく言ったり、他人に無視されやすい消極的な態度や小さな声で言うことも含まれます。このような言い方は、一見、相手を立てているようだったり、相手に配慮しているようにみられますが、暗に「私の気持ちや考え、言っていることは取るに足りません無視しても結構です」と伝えているようなもので、自分の気持ちに不正直で、もちろん、相手に対しても率直ではありません。
言っていることと思っていることが違うってわけですね。
本音を言えない。まあ、わざわざ本音を言う必要がない場面もありますが。
自分の気持ちを「駄目な意見」と思ってしまうことと私は思っています。
私は言う立場ではないとか。
2.攻撃的自己表現
<攻撃的>とは、自分の意見や考え、気持ちをはっきりと言うことで、自分の言論の自由を守り、自分の人権のために自ら立ち上がって、自己主張してはいるのですが、相手の言い分や気持ちを無視、または軽視して、結果的に、相手に自分を押し付ける言動をいいます。したがって、それは相手の犠牲の上に立った自己表現・自己主張であり、自分の言い分は通っても、相手の気持ちを害したり、相手を見下したり、不必要に支配したりすることになります。
これは、私がアサーション思想を持とう!と思ってやってしまった自己表現です。
自分OKしすぎて相手の気持ちを聞けない。
自分OK,相手OKって難しい・・・。
3.アサーティブな自己表現
<アサーティブ>とは、自分も相手も大切にした自己表現です。自分の人権である言動の自由のためには自ら立ち上がろうとしますが、同時に相手の言論の自由も尊重しようとする態度があります。アサーティブな発言では、自分の気持ち、考え、信念などが正直に、率直に、その場にふさわしい方法で表現されます。そして、相手がおなじように発言することを奨励しようとします。
言うのは簡単ですが、これ、やるのが難しい。感情的な自分をコントロールする必要があります。どんなに相手に挑発させられても冷静な自分でいるのです。自分は何者であるか、目的はなんだというのを常に頭にいれておく必要があると思います。
具体的にな場面とは
こんな絵に描いた場面はないと思いますが、参考までに。
深夜遅くに友人からのTEL。
彼は会社で大失敗をして上司に叱られ愚痴を聞いてもらおうとかけてきた。
しかし、自分は遅くまで残業をして早く寝ようと思っていた。
友人はそんなことは知らず調子に乗ってきて愚痴を長々と話し出してきた。
「友達だから冷たくはできないな・・・」自分に言い聞かせながら聞いています。
しかし、本音は「早く終わらないかな~」半分うわの空になっています。
こんな時のアサーションな態度とはどんなものでしょう。
「自分がやりたいことを言うことは人権として許される」というところに立ち戻れば、次の段階に進むことができるということが書いています。
自分OK,相手OKな言い方とは?
「今夜はとても疲れていて頭がボーとしてもう寝たいと思っているんだ。明日の晩ならきちんと話しが聞けるから悪いが明日の晩に電話をかけてくれないか」
愚痴はあんまり聞きたいもんではないですが相手の気持ちを考えると無視はできませんもんね。まあ、こんなアメリカのTVで出てきそうな言葉がするりと言えるかはわかりませんが。
まとめ
本音でぶつかっていくような場面だとアサーションだなんだなんて言ってられないと思いますが。まあ、そんな本音でぶつかっていく場面なんて人生において数えるほどかもしれませんが。また、相手OKかどうかは「相手はOKに決まっている!」と思い込みで進めるわけにもいきません。相手が「OK」と言ってくれたらいいんですが、本音でOKかなんてわかりません。
アサーションな思想を心にもってできるだけ実践を!と思い生きてきましたが色々問題点もあるようです。日本では。次回は私が感じた問題点を書きたいと思います。
ほな、また。
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