あほほど読みましたよ。
まいどです。でくのぼうちゃんです。
本にも縁がある。
本も人と同じで縁があると思うんです。
今、出逢っていたらななめ読みで終わっていただろうなーというのが結構あります。この本もその一つです。
3月いっぱいで契約終了となった職場に働いていた時、なぜか資格を持っていないと人生終わりのような気持ちになった時がありました。
周りが資格持ちの人ばかりというのとその人たちが「資格は持っていたほうがいい」というのを何回も何回も私に言ってくる。
悪気があってされているのではないということがわかりますが、資格を持っていないことがそんなにあかんのか?という思いが自然とわいてきます。
国家資格は宅建というのは持っていますが使う気も志もなく、福祉畑にいるわけですから福祉士の資格をということになってきます。
短大中退なのでまず大学卒業資格を得ないと(実務も考慮されるのでそんなに気にしなくてもよかったんですが)と思い、奈良大学の通信学部に通うようになりました。
歴史好きだから過去を学んで今を知る!なんちゃってという思いを持ちながら結構楽しい通信大学時代を過ごしました。周りのみなさんは年齢層も様々です。通信といいながらも年に何回かあるスクーリングで奈良大学に行かなくちゃならない。
レポート試験があるのでそれを受けないといけない。
そのレポート試験の対象本がこの「自己カウンセリングとアサーションのすすめ」だったんですね。
それまで「アサーション」という言葉をまったく知らない私はすぐにこの本にのめりこみました。
アサーションとは
あるアメリカの心理学者は、人間関係のもち方には、大きく分けて三つのタイプがあると言っています。「第一は、自分のことだけ考えて、他者を踏みにじるやり方、第二は、自分よりも他者を常に優先し、自分のことを後回しにするやり方、第三は、第一と第二のやり方の黄金率ともいうべきもので、自分のことをまず考えるが、他者もも配慮するやり方です。
アサーションとは、この三種類の対人関係のもち方の中では、第三のやり方をいいます。
自分もOK,相手もOKなやり方なわけです。
アサーションを日本語に訳すと「主張」となりますが、この本の場合の主張は
相互尊重においての「主張」となります。
いつごろ生まれたか
その考え方と技法は、1950年代に行動療法と呼ばれる心理療法の中で開発されましたとのこと。
1970年代に「You Perfect Right」という本がベストセラーになりました。
人権としてのアサーションを強調しているようです。
アメリカでは1960年から1970年代にかけて基本的人権をめぐる社会的変革の時期だったようです。キング牧師のスピーチがアサーティブに行われそれによって今まで虐げられていた人たちが自己主張する権利に目覚めていきました。
また、ウーマン・リブ運動も活発となり、女性における基本的人権を主張する声も強くなっていったようです。
虐げられてきた人たちは、自己を主張する生き方を学んでいません。
そこで「アサーショントレーニング」が活用されたようです。
アメリカは人種差別などで虐げられてきた人たちが自己主張をするトレーニングを身にみにつけるのには「人権」ということを軸とした「アサーショントレーニング」が最適だったようです。
日本にも差別はある
日本の歴史を学ぶと江戸時代までは「士農工商」という身分での差別が常識でした。
私は漫画で学びました。
これが小学校の図書館においてありました。
当時はヘエぐらいで今の社会と関係しているとは思っていませんでした。
しかし、不動産の賃貸営業などをし、審査というのをする状況となった時に、いくら町には「差別をなくそう!」というポスターが張っていても人間的に差別思想がなくならない限りなくなりません。家主さんも色々います。
職業でわかることもあります。
そんなこと、学校では教えません。
虐げられていることが当たり前と生きている人もいます。
虐げられているという認識もないかもしれません。
ギャグでされているのか愛があってされているのか。
判断は難しいところですが。
しかし、私はこのアサーションを学んでかなり肩の力が抜けたようになりました。
どちらかというと、自分の欲求を抑え込んでしまう癖があり、相手がよければいいかと思ってしまうからです。
まとめ
アメリカで発祥となっているから西洋的思想にもとづいてるのとちゃうの~と思う方もいるかもしれません。
しかし、西洋的思想がこんなにもあふれている今の日本には必要になっているのではないかなと思います。
これを学んでから本来日本にある師弟関係などの関係性を考えると関係性とはと考えるきっかけになると思います。私もまだまだ関係性について勉強したいなあと思いました。
ほんと、いろんな考え方がありますね~。
ほな、また。