なんちゅーことを。
まいどです。でくのぼうちゃんです。
外見4階内部11階のドヤ
無縁声声には日雇い労働者で生きてきた著者平井正治さんが体験したり、見てきたことが書かれています。
1927年生まれなので、この本の初版がでた1997年には70歳なので、書かれている時代は今よりも古くなりますが事実としてあったことなのでとても大事。
釜ヶ崎でアパート、マンションを色々見てますが、時たま支援で入る部屋にえげつないものがあります。
ここは倉庫ではないんですか?と思う部屋。
採光、通風無視。
外見4階内部11階のようなマンションは、流石に入居者はいませんが、建物はまだ残っています。
一部屋に窓が上下ついている。窓がやたら多い。
蚕部屋の名残。その部屋でも入る人がいたのです。安いから。
ドヤ転用アパートの採光、通風無視住まいも私からしたらどないやねん!と思うのです。
一度そのアパートを所有しているオーナーにドヤをアパートに転用する際、法的に問題はなかったのですか?と聞きましたら問題なかったと。
採光は窓が部屋に対して何%確保しているのか「居室」定義はクリアしたのかどうだかわかりませんが。
しかし、釜ヶ崎のアパートは数多く「居室」とは認められない部屋が部屋と認められているから生活保護が決定され、その部屋で生活している人がいる。
広さで支給される住宅扶助は金額が変わりますが、そこではなく「居室」と認められるかの縛りを採光、通風といった部分も考慮して住宅扶助を支払うようにすれば悪徳家主は排除されるのではないかと思うのです。
平井さんが書いているのは「ドヤ」なんで旅館業法になるんですが、ドヤを「住まい」としている日雇い労働者、ドヤ転用アパートに住んでいる方々はたくさんいらっしゃる。
安さを引き換えになにを犠牲にするか。
安いところに泊まったら、焼け死ぬのを覚悟で泊まれという。これが70年代の釜ヶ崎のドヤ
無縁声声 P248より
ブラック家主やブラック会社があるのはそのブラック思考を受け入れている人たちがいるから。
それがブラックと感じるかどうか。
日雇い労働者の方々は寝に帰る部屋なので居心地など関係ない、そう思う方々もいるようで。
しかし、人の足元をとることを美談のように見せて利を得る人もいる。
無縁声声。地上の星。
ほな、また。