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お金は毎月入ってくるのが当たり前だと思ってましたね。この年になって気付かされるとは思ってみませんでした。
すべてが当たり前だと思っていた。
公務員の父親と調理師の母親のもとで生まれ、なに不自由なく育てられてきたなあとしみじみ思う。
大学に行く意味がわからなくなり、途中でやめたけど幸いにも正社員で、すぐに就職できた。毎月のお給料や社会保障は当たり前だと思っていた。
働くということ、給料をもらうということをなにも考えず生きてきた20代だった。
朝起きてからはレールの上。レールから外れたら引きこもり。
学生時代は朝起きて学校に行くという、レールがある。学校を卒業しても会社にいくというレールの上だ。朝起きたら会社にいくというオートメーションにのっかって到着し、仕事をして終われば
家にかえり、ご飯をたべてテレビ見てお風呂入って寝る。
結婚してもレールは変わらず。ただ、帰ったらごはんとお風呂がない。そんな生活が会社員を辞めるまで。
会社員をやめても、旦那が稼いでくるから生活は普通にできる。物も買える。朝起きてやることを考えるもなにも見つからず、人生に甘えていたので引きこもるだけだった。
引きこもりといっても1日1回は買い物しに外にでる。しゃべらなくても生きていける。
ただ、毎日会社にいくというレールからおりるだけで、簡単にひきこもりになってしまう。
社会保障は当たり前の世の中ではない。
引きこもってもなにもないので、もう一度レールの上にのる。
不動産営業として。
ここで、雇用保険をかけるかどうか最初に聞かれる。会社の義務と思っていたので何をきいているのだろうと思った。
売買不動産営業者は、さすらい人が多い。そのため雇用保険をかけない人が多いということを知った。
辞めたあと雇用保険がかかってない事実がわかり言い争って遡ってかけてもらった。
世の中、当たり前な雇用てなんだ?と考えるようになった。
パワハラを受け、会社に尽くす正社員にはならないと決める。
大手会社に契約社員として働くも思いっきりパワハラ対象になり、身も心もフラフラに。
時間制限なく働かされる正社員にはもうならないときめ、時間を提供するパートタイマーとして働くことにきめる。
「時は金なり」
大事な時間を提供しているという考え方。その時間内に会社が求めているものを与える。
しかし、結局雇われの身。
やることはそのままで時間を短縮させられる。
収入は減る。やることは変わらないのに。
運よくもうひとつパートの話がくる。
そこは、私いれて給料が支払われているのが二人。
もう一人が私に給料を支払うのだが、銀行が混んでいるからと毎月の支払日に振り込まなかったり、いきなり仕事の質が悪いから給料を下げるといってきたり。
そのたびに、相手と話し合ってなんとかした。
毎月、同じ日に給料が振り込まれるのは奇跡だったんだと知る。
そして今。
いま、自分の足であるいているなあと実感するも登山でいう、3合目くらいではないだろうかと思う。
頂上があるのかもわからない。
こんな歩き方を選択したのは、そう私である。私が選んだのだ。
そんな言葉を笑顔でいえるほど、人間出来てない。
とりあえず、歩くしかないから歩く。
まだまだ、険しい道なようだなあ。
おしまい♪