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わからせるとか変えさせるという思いが傲慢なような気もせんでもないような。
問題には原因がある。
私が働いているところは日本ではめずらしい地域だと思います。単身世帯率が高いのです。
H22の国勢調査なんですが、
私の職場まわりの丁目の数字をとりあげると・・・
総人口 12403
男性人口 11626
高齢者人口 5259
単身世帯率 94.8%
そう、単身世帯率が
94.8%
独り身の男性がこんなにもいるのです。
中にはさみしさから様々なものに手をだすひともいるわけです。
ギャンブル、アルコール、薬物
(※全員がしているわけではありませんよ!)
アルコールなんかは、毎日ずっと飲んでいる人もいます。
お酒を飲んで、職場にきていろいろとクダをまいていきます。
一、二回ではいいですが毎日となるとさすがに職員の仕事に影響がでるようです。
そういう人のシラフの時を皆知っているからなんとかお酒をやめさせたい。
しかし、お酒を飲んでいるときにそんな話もできない。
ですから、お酒を飲んでいる時は「出て行ってください!」ときつい態度で接するわけです。
しかし、そうするとさみしさからお酒を飲んでいるわけですからよけいその人は
「俺を受け止めてくれるやつはいない!」とさみしさがましお酒がやめられないわけです。
ただ、シラフな時にもどることを祈るしかありません。
このさみしさはどこからくるのか。
その人、一人が生きてきたわけではないですから社会もその「さみしさ」の構成要素に少なからず
入っているわけです。
相手を変えるということ。
職場の人はいいます。
「あの人は、心の底から嫌だと思っていない。だからくりかえすのだ。それをわからさないといけない。」
わからさないといけない?
なにをわからすのか?
さみしさを抱えている人間にさみしさを増やすような態度をとっているのは「わからさないといけない」という思いからか?
私から見たら真剣に腹のそこからそう思っているように見えません。
排除してもまた別のところで同じことをくりかえしています。
この「わからさないといけない」という言葉から私は以前うけたパワハラを思い出しました。
7時間の説教
以前勤めていた大手S不動産で、この「わからさないといけない」という思いからか上司から7時間の説教をうけました。
わかるか?
わかるわけないし、なにをわかるかがわかりませんでした。
7時間も説教をする上司もおかしくなっていたのだろうなあと思います。
こっちもお蔭で心を防御するのの7時間はへとへとです。
仕事にもみごとに影響し仕事どころではありません。
その後も3時間や4時間の説教はざらでした。
心もバグってきました。
あまりにも仕事ができないし、心もバグってきたので、総務に手紙をだして内容を告白し、退職しました。
しばらくはその職場の方角に行けませんでした。
この「わからさないといけない」という思いは果たしてこの世の中に必要なのでしょうか?
ただ存在を認めることも必要では?
なにもせずに、その人がやっていることを否定もせず肯定もせずただ受け止める。
無理して自分の思いをおしこめる必要もないけど、相手をがんばって変えさせる必要もない。
ただ、空気のようにいているようにすることも大事ではと思います。まあ、「見守り」ですね。別名「ほったらかし」ともいうかもしれません。
その人がいつかなにかに気が付いて向かい合おうと思うまで、ただ「ほったらかし」をする方法をとれる世の中だったらいいんですけどね。
世の中、そんな余裕がないかもしれませんね。