釜ヶ崎。
まいどです。でくのぼうちゃんです。
マンション退去時
釜ヶ崎で居住支援相談をしてるわけですから、お部屋探しの相談のように退去の相談もあるわけです。
退去の精算は基本、入居者と家主との話し合いですが、入居者が認知能力が弱くなっていてサポートが必要な場合は入ります。
釜ヶ崎にはいろんなマンションがあります。この地域に多いのはドヤ転用アパート。
以前は簡易宿所として経営していたが1980年代になり利用者が減り、野宿者や日雇いの方が高齢になっていく流れの中でアパートに変えるオーナーがたくさんいて今のような福祉マンションと呼ばれる生活保護受給者対象のマンションがたくさんできました。
広さは3畳。トイレ、炊事場、お風呂は共同。
シェアハウス、先駆けといったところでしょうか。
部屋にはテレビ、冷蔵庫がついていてエアコンもあります。
マンションによっては、布団もついている。
その日に即入居可能。
入るのは簡単なんですが、問題は出る時。
だいたい1ヶ月前に言ってくださいねという契約。
1ヶ月分賃料払ってくれたら、すぐ出ていってよいですよ。
部屋をきれいに使っていたらなんも問題はないんですが、
掃除の仕方をわからない人が結構います。
今回も畳になにかこぼして、畳腐蝕して虫湧いてボロボロ。
冷蔵庫もボロボロ。
自然損耗の域を超えてます。よく、この部屋に何年も住んでいたなあと腐ったなんともいえない臭いを嗅いで思います。
支援のついてるマンションに転居してもらいましたが、
精算の話し合いは本人は金がないというだけ相手も払えというだけ。
地域資源を活用したりしてなんとか丸く納めました。
ビールを差し入れで持っていってから話し合い。
相手の話も筋が通っていますから、変に騒がないように。
今回はちょっと緊張するマンションでしたが、通常はそんなに緊張しないマンションオーナーとお付き合いしてます。
精算の話が1番しんどいかも。
ほな、また。