仕事もいろいろあります。
まいどです。でくのぼうちゃんです。
タコ部屋トンコの話
先週の土曜日、企画したイベントを行いました。
私の一人芝居といつもお世話になっている釜凹バンドの井上登さんの人生語りと鈴木くみ子さんと井上さんと私の氣セッションなんて不思議なイベントをしまして。
その中で釜凹バンドの井上登さんの鍋をたたきながらの人生語りが迫力ありましてん。
この方、23歳の時に野宿するかタコ部屋いくかという選択に迫られた人生を歩まれました。
タコ部屋労働
タコ部屋労働とは、主に戦前の北海道で、労働者をかなりの期間身体的に拘束して行われた非人間的環境下における過酷な肉体労働である。
タコ部屋労働で使役された労働者をタコと呼び、タコを監禁した部屋をタコ部屋(ないしは監獄部屋)と呼ぶ。タコ部屋はタコ部屋労働環境そのものを意味することもあった。類似した状況は九州の炭田地帯にも見られ、納屋制度と呼ばれていた。強制労働の一種であり、現代の日本では労働基準法第5条によりタコ部屋労働は禁止されている。
wikiより。
この方は現在6●歳なんで、戦後の話になるわけです。
野宿がいやだったからタコ部屋行の車に乗ったんだよ~と鍋叩きながら深い声で話されました。
車がついたタコ部屋は田圃の中にポツンとあってドーベルマンのような怖い犬が見張り。お風呂行くのもお風呂券というのが配られてみんなで集団でバスに乗っていく。
お金を渡せば逃げられるからお金は一切渡さない。
そんなタコ部屋からこの方はトンコ(脱走)してくるわけです。
捕まえられたらもとに返されて袋叩きです。
なにがなんでも逃げ切らなければいけない。
そんな話、学校で教えてくれます?
教えないでしょうな~。
学校でも社会の現実を教えるべき
学校で教えてくれる歴史というのはヒーロー的な人を扱う歴史で、どこかきれいごとが多すぎる。
民俗学的要素はあまりなかったような。
民俗学的なことは漫画が教えてくれたような。
カムイ伝とか。
ただ、差別はしちゃいけないということは言ってましたが、なぜ差別が起こったのかはスルーしていたような。
私が聞いてなかっただけかな~。
あいりん地域なんてボランティアで来てなんとなく他の地域となんか違うぞみたいな感じが見えてきて、上司から色々聞いてわかったことがいっぱいありました。
それまでは、日本にこんな単身男性が集まっている地域があるとは知りませんでした。
日雇い労働者という方々の存在も知らなかった。
タコ部屋の存在なんて全然知りませんでしたよ。
まとめ
登さんの人生語り、youtubeにアップしてくれた素晴らしい方がいてくれたので
貼り付けますね。よかったら聞いてみてください。
実際にあった話ですよ。台本なんてありません。全部アドリブ。
だから途中に笑いもあり。
ある意味、ホラー。耳袋。
こんな話を小学校の内から学校で聞いてほしいですね。
企画できてよかった~。
私の芝居も無事終わりましたよ~。やりきった~。
ほな、また。