このような喫茶店、おしゃれですねー。
まいどです。でくのぼうちゃんです。
あいりん地域のど真ん中にあるのです。
このお店は実は、あいりんのど真ん中、西成警察署の前にあるんですね。
おされですねー。
この写真だけでは南船場や梅田や三宮にあるような喫茶店に見えますよね。
値段は釜ヶ崎価格です。
カレー500円(サラダ付)
サンドイッチ500円(ドリンク付き)
サンドイッチを食べましたが、あまりの量の多さに久しぶりに満腹じゃ!苦しい・・・ということになりました。
サンドイッチだけかと思いきや、サラダやスクランブルエッグそしてドリンクはコップ満タンにでてきます。
ドリンクだけでも200円からでコップ満タンに出てきますからリーズナブルです。
もともと介護事業所の職員のランチを食べる場所として作られたところとのこと。
あまりにもいい感じなんで地域の人にも使えるようにしたとか。
空間、広々使っています。
トイレなんかはもう寝れるんじゃないか!と思うぐらい広々です。
(ご興味ある方はぜひ現地に!)
結構地域のご高齢者の方が利用されていました。皆さんカレー食べてました。
音楽は若者むけのハイパーな音が流れていましたが誰もうるさいなど言わずモクモクと食べてました。
こんなオシャレな店舗がこの地域にどんどん作れてたらこの地域の雰囲気はいっぺんに代わるだろうなと思いました。
高齢者の街、釜ヶ崎
昔は日本で唯一暴動が起きた場所、釜ヶ崎ということで名前がありましたが、暴動を起こされた方々もご高齢。もう、歩けばご高齢者の街というのを実感できます。
皆さん、ご高齢者ですから歩き方もゆっくり。街自体の時間の流れもゆっくり。
午前中は病院に、昼からは水戸黄門みて昼寝タイム。
4時になったらお弁当を買いに。テレビを見ながらみて早々に寝る。
これは皆さんがよく話す日々のこと。
早々に寝るから夜中に目が覚める。眠れない。悶々する。
寝れないんやー。色んな事を考えるようです。
ちょっと古いですが平成22年の国勢調査では高齢者人口がある地域の1丁目2丁目3丁目だけを集計するとその地域の人口の42.4%となる結果があります。
高齢者人口が42.4%。
もうほぼ二人に一人が高齢者。
このご高齢者の方々があの世に先立つと単純に半分の人口が減ります。
65歳以上をご高齢者とみると20年後には激減です。
天然の昭和が残る釜ヶ崎
九州では昭和の街なみを観光地としてアピールしたところがあります。一回行ってみましたが観光地としてアピールしてしまっているところで天然色はなくなり人工的な昭和の街並みとなっていました。実に残念です。
昭和が好きな私としてはあいりん地域のこの天然な昭和の街並みを残してほしい。
しかし、20年後には今住んでいるような人たちがいない。
オシャレな店もできている。
外国の方の居住も目立つ。
旅行外国人の方も目立つ。(ホテル安いですからねー、一泊2000円できれいなところに泊まれます。)
しかし、この天然な昭和の街並みを残してほしい。
時代は変化しますからいつまでもこのままというのも耐震など考えると無理な話なんですけど。
オシャレな店もいいけれど下駄を履いている人が普通にいる街、釜ヶ崎のムードを壊してほしくない・・・。
オシャレな店行って時間を堪能した私が言うのもなんですけど。
まとめ
もうこの地域を貧困対策としてではなく日本の昭和な雰囲気を残しながらの街づくり対策として特区にしてほしいというのが個人的意見です。
年々、クリアランスということで街がきれいになっていってます。
それはそれで地域に生まれ住んでいる人たちは嬉しいことだと思います。
しかし、この街でしかない空気が壊されている感じがよその県から来ている部外者の私は感じるのです。
これからこの街はどんどん変わっていくんでしょうね。
私にできることはこの街をこよなす愛することでしょうかねー。
ほな、また。