入れ墨は昔は魔よけとして日本人の一般常識だったそうですね。
人は見た目で判断しちゃいけません。
まいどです。でくのぼうちゃんです。
前回の投稿の続きです。
893的要素が強い人とお出掛けをしたという話。① - でくのぼうちゃんのブログ
簡単なあらすじ:893的要素が強い人とひょんなことで出会い、「皿いるけ?」
といわれもらいにいくことになった♪で、待ち合わせをした朝・・・
彼はゆっくりやってきた。
「あ、来ましたよ!」利用者の人が私に行ってくれました。
みるとゆっくりとのっそのっそと彼はやってきました。
「おはようございます。今日はありがとうございました。」
私がもらう方なんできちんと挨拶はしなければいけません。
「この車や」彼はそういって車に乗りました。
まきこんだ利用者の人は「俺たち二人だから後ろ乗るね♪てへぺろ」みたいに
すすすと後部座席へ。
私が横ですかぁ!と思いながらとりあえず乗らなきゃ話にならんなと思い
乗り込みました。
普通、「みなさん、いいですか?出発しますよ」って声かけしませんか?
私はするほうです。
しかし、彼は私が乗り込んで5秒くらいで車を動かしました。
!!!シートベルトしてへんやーん。無茶早いって!
横に座って何もしゃべらないのもなんだか気まずいので「いつも車通勤ですか?」
と聞いてみました。「いや、ちがう。自転車や・・・」
これ以上詮索するのもなんだかなーと思って違うネタを提供しようと考えていると
彼のほうからいろいろと話してくれました。
その話を聞くと、どうも彼の職業は「立ち退かせ屋」であることがわかってきました。
どんなことをするかというと不良債権処理で競売物件となった物件にいている人を
立ち退かしその物件を処理しているらしい。
不法占拠している物件などを立ち退かすこともしているらしい。
つい最近ネタとすれば、心斎橋の「大だこ」裁判が有名どころ。
1972年、大阪ミナミ道頓堀の太左衛門橋南詰めの路上脇で開業。
観光ガイドにたびたび取り上げられ、休日には観光客が行列をなす有名店であるが、開業当初から大阪市有地(約4.4平方メートル)を不法に占有している状態であった。
中略
2006年12月、20年以上占有して取得時効が成立しているとして、大たこは大阪市を相手に所有権の移転登記を求めて大阪地方裁判所に提訴し、翌年5年に大阪市から不法占拠であるとして反訴された。
こんな裁判あったんですねー。大阪市としたらこれを認めて前例を作っちゃったら
20年以上いたら自分のもんになんでーという事実を作っちゃうわけですから認めませんわな。彼曰く、この大たこをどかさせたんは、わしや、というてました。
ブルドーザーで突っ込むでゆうたら、のきよったわと笑っていました。
ほんまかどうかわかりませんが。
そんな話を15分くらいしてました。
彼がなにをしている人かわかったのでなんかちょっと安心です。
で、結構法律を勉強されたようでそれで今の簡易宿泊所の法人の管理部に
なっているようです。時々行くんやと言ってました。
普段はアシストスーツを作ってるんや!ロボットやで!と言っていました。
この辺がつながっていないんでよくわかりません。
まあ、いいやーと思って聞いていました。
で、今からいくところは2年前までふぐやをやっていた店なんやけど、店主が死んでしもた。息子がいるがあとをつがへんのや。土地は違う人のもの。で、建物を壊して
更地にするから中にある食器などぜんぶ産廃になるんや、とのことを浪速金融道ばりの大阪弁で説明してくれました。
現地に行くと、ほんと時がとまったよう。
すべてほこりがかぶっていて、でも店主は突然死んだなということがわかる状態。
すべての道具がそろってある。
しかし、あまり持って帰るのもなんだなーと思ってたら、一緒に来た利用者の
人が「わし、これ持って帰るわ!」と電子レンジを運んでいた・・・。
他にも使えるものがあったらしく、わっせほっせと運んでいる。
すごいな、みなさん。
車で連れてきてもらって手ぶらも申し訳ないので、みんなで使える物をさがすと
てっさに使っていた大皿とぞうすいを作るのに使っていた土鍋がきれいなままで
残っていました。これならクッキングで使えそう・・・。
3月まではあるから、来たいときにいつでもきいやあと言っていただけました。
結構いい人だった。
帰りも車でしたが、その彼から色々と為になる話を頂戴しました。
・弁護士を使うには弁護士なみの知識がいること。
・あいりん地区は政府からお金をもらうだけでなくちゃんと生み出さないと
いけないこと。
見た目だけ怖い人だったようです。
人は見た目で判断しちゃいけない。
いい勉強になりました。てへ、ぺろ。
ほな、また~。