無力感があったんですね。怒りの裏には。
まいどです。でくのぼうちゃんです。
目の前で起きることに対してなにもできない自分にたいする怒り
あいりんで仕事をしていますと、やはり目の前でいろいろと出来事が起こります。
普段は慣れてしまってそんなに感じないのですが、昨日ちょっとかなり
無力感を感じて自分に怒っていることに気付けた出来事がありました。
先日、ある人が引越ししたのだけど隣がガソリンスタンドなので
匂いが気になるという話をしてくれました。
それで、また引っ越すかもしれないということでプロバイダなどの契約をしていないためオンラインゲームができないから暇で仕方ないという話でした。
私は嗅覚過敏がリーキーガット(イーストコネクション)になってからひどくなって
しまって人工香料やボンド臭などは少量でも頭が痛くなってしまいます。
イケヤやホームセンターなんてのはもう、数分でくらくらです。
日常でも女性車両に乗った日は化粧品の匂いでくらくらです。
ガソリンスタンドの横なんてそりゃもうくらくらやなあと思いながら
話を聞いていました。
リーキーガット(腸に穴あいて栄養もれまくり)状態になると嗅覚が過敏となる。
結構、知っている人は知っている情報です。
その人が関わっている施設の職員に相談したほうがいいねということをいって
別れました。
そして、今日、わが職場の相談員がその施設職員から連絡があったということで聞いたのは彼があまりにもがまんできなくてドヤ(簡易宿泊所)に泊まるということを
したという話でした。
それを聞いて私は、ほんまがまんできなかったんやなあと彼の行動をよくやった!と
思ったのですが、その話を聞いた職員の口からでたのは次のようなセリフでした。
「精神的な問題で匂いが気になるんだ。そんな彼はどこ引っ越しても一緒。」
ええ!!彼の精神的な問題かい?!
もともと彼は精神科に通っていて手帳をとって生活保護として生きています。
だからといってそんな簡単に精神的な問題にしていいのか?
物件見に行ったのか?
リーキーガット情報しらないのか?
匂いに敏感な人はすべて精神的な問題なのか?
結果として彼は以前いた施設で住むことになったのですが、その施設も運営が
今年3月までなのです。
想像するに彼の今後の対応は精神科受診の時に匂いが気になる旨を先生に
伝えて精神薬を処方されることになるでしょう。
今よりも薬の量が増えたり変えられるでしょう。
いやーーー、解決法、それでいいのか?
生活保護受給者が病院を変えるのは色々と問題が出てくる。
生活保護受給者は医療扶助が出ますので自己負担なしで診療を受けることができます。
受けられる医療機関は指定医療機関となります。もちろん急病の場合などは他医療機関がみとめられていますが原則は決められた医療機関での受診となります。
だから、私がすすめる病院に行けるわけもないわけです。(指定医療機関ではありませんから)
何科に受診するということも大切ですがもし精神的に病んでいたらその病みが
腸の問題とも思わずに心も問題と思ってしまうでしょう。
また、支援者も知識を社会の流れで心の問題は精神科へというのが定説に
なっていたらそのような支援をするのが普通でしょう。
どうやって彼の薬の量を増やさずにして、4月から住むとこの部屋が
問題が少ない部屋に移ることができるか。
こういった問題が見えてしまうのです。
それに対して、私は彼に会えば「こうこういう流れになっているから
言い方をこういう風に変えてけして精神的な問題ではないですよということを
担当の人に言ったほうがいい。正直、精神科受診されている人はなんか言えば
精神的な問題が出てきたという感じで処理されるから言い方は考えないといけない」と助言ができるのですが、育児にがっつり向き合っている分もあり言えば自分の立場が危なくなる(相談者を迷わすなと釘を刺されている)ので動くに動けない。
こういうときに無力感が出てくるわけです。
そして、何もできない自分に怒りが湧いてくるのです。
悩みは一日のうち2時間充実して楽しいことがあればほぼ解決する。
確かに解決しない問題もありますが、私の中で一日のうち2時間だけでも
ほんとに充実して楽しい時間を過ごしていたら悩みなんて「まあ、いいか」と
思ってくるという考え方があります。
だから、リクリエーションに力をいれているわけなんですが、
支援者の人は答えをだしてなんぼという考えがあるようで
相談されたら対処対応をしなければいけないと思っているようです。
求められたら与える。たしかにそうですが、それだけで解決する問題ばかりでは
ありません。暇だから悩んでいる人が多いのです。独りで孤立しているから
悩んでいる人が多いのです。
そんな人はみんなと楽しめる居場所を得たら悩みなんかぶっとぶでしょう。
だから居場所づくりが重要となってくるのです。
今後どうするか
とりあえず会ったら上記書いてあることを伝えて精神的フォローを
さりげなくかけることが私にできることです。
そして、私自身、私のような価値観で援助をしている人とのコミュニケーションを
行わないと無力感は解消されないと思いました。
私が信用する人を増やすことです。
しかし、人はすぐにはどんな人かわかりません。
私側に人を引き込めたら一番いいですけど、そんな力もまたないのですよ、私には。
今、職場のリクリエーション事業がやってこれているのも利用者さんが
優しさある人が多いということと人間的にできた人が通ってくれているから
できているわけなのです。
今年の課題は人と出会うことなのでしょうか?
私はいて座なのですが、今年の運勢は否が応でも変えられるというのが
ありました。
今年の私はどうなるのでしょうね。
ほな、また。

誰のため何のため「こうしてみようあなたの支援」―ふりかえる・しっかり考える・進む
- 作者: 中野敏子,梅野潤子,森山千佳子,瀧澤久美子,福知栄子
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