氣の力。
まいどです。でくのぼうちゃんです。
人に生きる気力を与えるということ
あいりん地域で働いてますと、完璧野宿(この言い方がいいか悪いかわかりませんが)の方を見かけます。
直に話をしていないので、どのような考えかはわかりませんが、見事に365日ここにいるのだろうなと思います。衛生的に問題ありますから、医療の方々の見守りはあるかとは思いますが。
このような方々の地域に足を踏み入れた最初のころは、自分に「私はなにもできませんよ!」と心でよく言ってました。
実際、なにもできませんし、なにか差し上げたいと勝手に思っても誰もなにも言ってこないし、理由もなくなにかすることは説得力もなにもない。
最初は釜のおっちゃんたちに足裏マッサージをしてさしあげたいと週1のボランティアで来てました。
ただ、この地で働きたいとか釜ヶ崎でなにかをしたいということはまったくありませんでした。
釜ヶ崎という地域、知りませんでしたから。
えらい男性が多い地域やなあ。
新今宮の駅を降りて、場所まで歩いていくときそう思いました。
寄せ場というものも知りませんし、日雇い労働がどんなものであるかしりません。まったくなにも知りませんでした。
新聞の地域通貨の記事を見て、これはいいこと!ここでしたい!と思って来ただけ。
それだけをさせていただく。そのボランティアを何年かして
地域で働くようになり、カラオケの会を開くようになりました。
生きる気力を与えたい。
私の無気力経験がおっちゃんたちとだぶりました。
しかし、自分に気力なければ与えられない。
その気力を作るのに、15年かかりました。気付くのが遅く、一時気力カツカツになりましたが。
与えても自分の気力はまた湧いてくるようになるには、いろんなことが必要ですね。
周りの無力に負けないように。自分の無力に負けないように。
ほな、また。