でくのぼうちゃんのブログ

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「今の仕事を選んだ理由」

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今日は、頭を家主からそらして仕事の話。

まいどです。でくのぼうちゃんです。

今週のお題「今の仕事を選んだ理由」

これしかできないんで。

これが回答ですが、それでは話になりませんね。

以前は「私が好きなことをするぜ!」みたいなスタンスでしたが、よくよく考えてみたら今やっていることしか自分ができないことがわかってきました。

今やっていること。

釜ヶ崎地域に住んでいる人たち対象のカラオケの会を市民館で週3回すること。

釜ヶ崎」で「カラオケ」で「市民館」でないとだめだったようです。

正確に言うとそこのカラオケの会に来てくれた人たちに対してでないとダメなようです。

もうすぐしたら9年目になります。早いものです。

そのカラオケの会に来てくれた人たちとの縁も古い人になれば8年くらいの人もいます。最初にサクラで来てくれた「むすび」の方々はほとんどあの世に召されてしまいました。

釜ヶ崎になんできたんですか?という質問をつい最近されました。

いやーなんでって。

そんな話をダラダラと。前もちらっと書きましたが。

釜ヶ崎になんできたのか

新聞読んでたら、「カマ通貨でヨガができる」という記事を読んだのよー。

 

※カマ通貨というのは2000年より釜ヶ崎であった地域通貨です。

小さな仕事づくり、なかまづくりという二つの柱に沿ってコミュニティの基盤となるようにあったものです。だれかに何か小さな仕事をしたら○○カマがいくらかもらえ、その貯まったカマでヨガなどができるって感じです。

就職やパートという雇用を得られなくてもだれでも通貨を貯めることができる。

 

丁度その頃、足裏リフレクソロジーサロンに勤めておりまして。

お金が持っている人だけが癒されるってのはなーという思いがありました。

お金がない人のほうが疲れているのではないか?

ちょうど引きこもり主婦を体験した後ぐらいだったかなー。

お金がなかったらどこへも出たくないと思ってしまうよなー。

でも、クレクレ君状態でなんでもただで出来ると思ってほしくないなー。

そんな思いもありました。その時にちょうど上の記事を読んだんです。

早速新聞社に電話しましたら、この人を尋ねたらいいよと釜ヶ崎の人を紹介してもらいました。そこからまた人を紹介してもらい、週1回足裏リフレクソロジーのボランティアをすることになりました。

利用料は1回200円。もちろん、カマ通貨も使えます。

そこで週1回足裏ボランティアを何年か続けていました。

本職は不動産の仕事に変わり、メンタルもボロボロになっていきましたが足裏をすることによって心のバランスがとれました。

また、きてくれた利用者さんの優しさなどにも触れ、週1回自分の心が癒される場所となっていきました。

そこから市民館で働かないかというお声をかけていただきました。

ちょうど、不動産をやめた時で、もうメンタルパワハラでボロボロだったので「ナイスタイミング!」と働くことを決めました。

 周りのやさしさ

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 最初はもうしゃべることもできないほど暗く凹んでいたので、黙々と図書整理をさせていただきました。何時間も何時間も・・・。

その頃の職員の優しさを今も思い出すとじわっときます。

1年たって何か企画を全員出すということになったので、黙々と図書整理をしすぎて、歌を忘れたカナリヤ状態になっていて声を出したい私は「カラオケを毎日するにはどうすればいいかなー」とふと思いました。

で、自分のひきこもりの体験を思い出し、声を出すことの重要性を企画書に書き込み、

週2回1時間半のカラオケの運営をさせていただくことになりました。

私は「人になにかをしてあげる」というスタンスが大嫌いな人でして。

「一緒になにかをする」というスタンスで出来ることはそりゃカラオケしかありませんでした。

自分も歌いたい

幸いにもカラオケをする時、人の曲をいれたり盛り上げたりするの嫌いではなかったのでこれならできるんじゃないかとやり始めました。

ただ、最初から人が来るとは思わず。

だから「紙芝居むすび」のメンバーさんをサクラとして呼ばせてもらい、歌っていました。

楽しく歌っていたらその音がもれてくるのではないか。

それからもうすぐ9年。

いまでは週3回2時間のカラオケの会となりました。

参加される人は平均15名くらい。多いときで20名以上。

地域のあっちこっちから来られます。

中には市民館近くに引越してくれた人もいます。

遠くの老人施設に入所されたけど戻ってこられた方もいらっしゃいます。

そんな方々とつきあっていったら「ああ、この方々と付き合っていきたいな」という思いが湧いてくるもんです。

まとめ

選んだというよりもこれしかできなかった。

今やっていることをやり続けたい。

できる限り。選ばれる限り。

100人いれば100人の仕事の話がきけると思います。

私の仕事を選んだ理由は「お金をかけずに好きな昭和歌謡を歌いたかったから」でした!

ほな、また。

 

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photo by Sean MacEntee

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