でくのぼうちゃんのブログ

雨にも負けず風にも負けずオロオロしながら更新中!!

「行ってみたい時代」をいろいろ考えてみたけどねという話

 

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歴史は好きですよ。

まいどです。でくのぼうちゃんです。

今週のお題「行ってみたい時代」

歴史が好きです。小学生のころ、歴史だけ100点を取っていました。

これをほぼ毎日読んでいたせいですけどね。

 

 

学習まんが少年少女日本の歴史(23冊セット)

学習まんが少年少女日本の歴史(23冊セット)

 

 小学館のものです。全巻買ってもらいました。

素直に面白く、どこの巻のどのページのこのセリフが面白いなんて覚え方していました。

ただ、小学校で習う歴史なんて英雄史ですから、悶々としていた部分もたくさんありました。

なぜ坂本龍馬はこんなにちやほやされているのだろうとか。

大人になり民俗学やお金の流れを絡めた歴史を読んでかなり納得しました。

歴史もいろんな視点があるもんです。

で、行きたい時代はあるかって話ですよね。

答えは、「ない」

今がいいですぅ。

今がいいと思う理由

 その訳を永遠の旅人日記を書いていらっしゃるid:eternal-trabelerさんがいい感じで書いてらっしゃいました。

eternal-traveler.hatenablog.com

 

そう昔は風葬・鳥葬の埋葬ですわ。

そうすると出てくるものは「臭い」ですわ。

そりゃ、臭かったでしょうなー。生ごみ臭ですわ。

乾燥した季節なんかはいいですが、梅雨時なんかむっと来たでしょうね。

排水処理も長屋町なんかはちゃんとできてない。

大阪の日本橋あたりなんて長屋町で6畳ぐらいの広さの部屋に5人ぐらいが住んでいたそうな。下水処理もちゃんとできてない時代でぽっとん便所ですから臭かったでしょうな。

だからペストなんかも流行しちゃったみたいで。

 

雨月物語 癇癖談  新潮日本古典集成 第22回

雨月物語 癇癖談 新潮日本古典集成 第22回

 

 

 

また、昔は今みたいにアスファルトが敷かれた道ではなく砂埃舞う道路。

顔中、全身、砂まみれ。

また、江戸時代までの社会は「士農工商」の身分制度バリバリな時。

明治となってもそんなすぐにはなくなりませんわ。

カイム伝に書いてあるようなこと、たくさんあったろなー。

 

カムイ伝 (1) (小学館文庫)

カムイ伝 (1) (小学館文庫)

 

 また、娘を売るなんてのも当たり前な時代。

青森なんて昭和まで公共機関がそんな窓口を作っていたなんて事実があるのが知ったのも大人になってから。

そんなことを知れば知るほど、「ああ、今生まれてよかった・・・」とヒシヒシと思います。

でもちょっと面白そうな時代は?

まあ、そんな歴史に対して悲観的になってばかりでもないです。

面白そうだなあと思うのはやはり、大正デモクラシーから昭和初期あたりでしょうか。

カフェーが出てきて、モガ・モボが生まれ西洋の文化をなんとか日本風に消化しようとしている感じ。

 

木島日記

木島日記

 

 なんでもあり。心理実験なんて人権無視。

面白いことならなんでもしようや!な感じ。

人権擁護があるからいい社会だけど人権擁護がありすぎるとハチャメチャ感はなくなる?

宗教も元気で日本を変えようと頑張っていたり。

 

大本襲撃―出口すみとその時代 (新潮文庫)

大本襲撃―出口すみとその時代 (新潮文庫)

 

 この頃だと、もう鳥葬や風葬無くなっているでしょうね。土葬かな。

臭いもあまりないかなー。

まとめ

今ある社会ってマイナス面をどないかしなあかんと思って生まれている社会なんだろうなー。

臭いにしても砂埃にしても。

辛いことをいっぱいした人がもうこの社会なんとかしてーと思って変わってきた社会。

だから飢饉で公的人身売買が常識にあるわけでもないし。

今の世は法をすり抜けたやり方で悪智慧働かして正当化してなにかがあるかもしれませんが。法ではこう言ってないのだからこうすればいいんじゃない?みたいな。

今がいいことばかりではありませんが、民俗史などでいろんな文献読むと、ああ今生まれてきてよかったなーとしみじみ思います。

ほな、また。

 

忘れられた日本人 (岩波文庫)

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こんなに面白い民俗学 (図解雑学)

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差別の民俗学 (ちくま学芸文庫)

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夜這いの民俗学・夜這いの性愛論

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